「ビックリハウス」元編集長・高橋章子さん 子育てと介護を経て今は「ペットの世話に1日3時間」
毎日の晩酌が「至福の時」だそうだ。
「友達が家に来て一緒に飲んだり、1人だと、ドラマ『相棒』とか、戦争や科学もののドキュメンタリーを見ながら飲む。娘も酒が強いから、一緒に飲んだりするね。私も今でも一晩で日本酒4合瓶は飲める。それでも、肝臓はピッカピカ(笑)。たばこは50歳ぐらいでやめた。高血圧になって、『このまま放置したら死にますよ』って言われたから、1日5箱吸ってたけどスパッと。100歳まで生きようと思ってるから(笑)」
薄化粧の肌はツヤツヤ、言葉が勢いよくポンポン出てきて、70歳とは思えない。本当に100歳までいけちゃいそうだ。日中は家事で忙しいそうだ。
「両親が残してくれた家が庭付き戸建てだから、管理に時間がとられるのよ。それに犬2匹に猫1匹、モルモット、少し前までウサギやインコもいてさ。そのお世話に、朝夕それぞれ1時間半ぐらいかかるのよね」
■編集長就任は寺山修司の推薦
さて、東京・世田谷出身の高橋さんは、武蔵野美術大学卒業後の75年、「ビックリハウス」編集部のアルバイトに。77年、24歳の若さで編集長に就任すると、ウイットのきいたパロディーやユーモア満載の投稿雑誌として充実させ若者の心をつかんだ。