青春ドラマ「柔道一直線」ヒロイン演じた吉沢京子さん 還暦過ぎて再婚していた!
吉沢京子さん(女優)
1969年に放送がスタートしたスポコンドラマ「柔道一直線」(TBS系)で、ヒロインを演じた吉沢京子さん。青春ドラマや映画で活躍し、清純派アイドルとして人気を博した。その後は時代劇などで活躍したが、吉沢さん、今、どうしているのか。
「先月は、3年ぶりに行われたさっぽろ雪まつりに行ってきました。ちょうど札幌へ飛ぶ日に、息子が現地でミニライブをすると聞いたので、空港に到着したその足で会場へ直行し、息子の音楽も楽しんできました」
東京・新宿区内の自宅マンションのラウンジで会った吉沢さん、明るい笑顔で、まずはこう言った。息子とは、吉沢さんが29歳のとき、コマ・スタジアム社長の御曹司と結婚し授かった一粒種。しかし結婚生活は6年で破綻し、吉沢さんは以来、女手ひとつで一人息子を育ててきた。
「息子は大学時代に、突然、ギターを弾き始め、ロックバンドを組んで活動していました。ところが、3年前に『本当にやりたい音楽を追求したい』という友人に誘われ、今は北海道を拠点に活動しているんです。コロナを経て、やっと去年の暮れに『ZION(ザイオン)』という5人組バンドで再始動しました。息子のやっている音楽はロックなので、これまでは生で聴いたことがなく、今回、札幌で初めて生音を聴きました。本当にきれいな曲でしたね」
携帯に保存している息子・幸男さんの写真を拝見すると、スラリと高身長で、超ロン毛のイケメンだ。
「誰に似たのか、身長が180センチもあるんですよ。37歳なので、そろそろ結婚して、孫を見せてほしいです(笑)」
さっぽろ雪まつりには友人と一緒に?
「いえ、主人と……」
え、主人? いつの間にか、再婚してたのか?
「はい、2018年に籍を入れました。あまりに遅い結婚なんで恥ずかしいですね(笑)。出会いのきっかけは能。彼が趣味で習っていて、15、16年前、京都の能楽堂で初舞台を踏みまして、私はその舞台を友人に招待されて拝見し、彼と出会いました。私は6歳からずっと日本舞踊を習い、西川流の師範(西川まいさ)をいただいているんですけど、結婚後、彼が能のお稽古しているのを見て、私も習い始めました。彼も私も、歌舞伎や能などの日本文化が大好き。趣味・価値観が合うんです」
夫は2歳年上の税理士。前妻とは死別されているそうだ。
「主人は勉強ばかりしていたのか(笑)、出会ったとき、私が“清純派アイドル”といわれた当時を知らなかったんです。だからすごく新鮮で、気兼ねなく接することができました。それも良かったのかもしれません。29年ぶりの結婚生活は、『こんなに楽なんだ』と感じています。力仕事や、電球を換えたり高いところの作業など、これまでは全部自分でやらなければならなかったことをやってくれるので(笑)」