「朝まで生テレビ」をスパッと打ち切れないテレビ朝日“あっちもこっちも田原組”のお家事情

公開日: 更新日:

 スパッとやめてしまえば、“伝説の名物番組”のまま終われるし、田原も老体に鞭打つこともない。が、どうやらテレ朝側にやめたくない“気分”があるらしい。

「早河洋会長、渡辺信太郎・報道局統括部長は、朝生初期からプロデューサー、ディレクターとして関わっていました。そのころは、朝日新聞からの天下りや出向記者が局内で幅を利かせていて、そんな中で、早河さんらプロパーが田原を担いで苦労して立ち上げたのが朝生です。彼らはテレ朝が視聴率3冠王になったいまも、自分たちの原点は朝生=田原という思いが強いんです。また、現在の鈴木裕美子チーフプロデューサーや吉成英夫チーフディレクターは、田原が日曜朝の『サンデープロジェクト』の討論進行役だった時も担当で、構成作家の久利一さんは田原の番組をずっと担当しています。つまり、今のテレ朝はあっちもこっちも田原がらみなんです」(メディアアナリスト)

 そんな「田原組」にしてみれば、田原の番組がなくなるのは自分のテレビマン人生が終わるような気分だろうし、周囲も「もう打ち切りにしましょう」と言い出しにくい。そんな恩義のある田原に、「死ぬまで朝生はやる!」と宣言されたら、首に鈴をつけられる人はいよいよいない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動