酷暑で舌力や唾液力はヘトヘト…「口元」の夏バテ解消法

公開日: 更新日:

「舌は、咀嚼中に大きな食べ物を奥歯に送り、砕かれてすりつぶした食べ物を喉に送るなど複雑な作業をしています。まず、この舌の筋肉から取り戻しましょう。それには舌を正しい位置に置くことです。口を閉じたとき、舌先が上顎の前歯の裏側にある歯肉側のくぼみの小さな出っ張り(切歯乳頭)に来るように常に意識します。これが正しい舌の位置です」

 そのうえで口を閉じた状態で舌の運動を行う。舌先を上唇と歯ぐきの間に入れる。その舌先を右頬の裏側、下唇と歯ぐきの間、左頬の裏側、上唇と歯ぐきの間にと、ぐるりと唇や頬の内側を押しながら回す。

「この運動を左右3回ずつ行うといいでしょう。最初は舌が疲れますが、3日も続ければ疲れなくなるはずです。そうなれば、3日に1回程度のペースで行えば舌の筋力は維持できるはずです」

■唾液量回復の特効薬は昆布

 基本的には野菜など歯ごたえのあるものをよく噛むようにすれば、唾液の分泌量は自然と増えてくる。しかし、中高年で持病の薬を飲んでいる人のなかには薬の副作用で唾液量がなかなか増えない人もいる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋