命に関わる病気リスク上昇 男性更年期障害はこんなに怖い

公開日: 更新日:

 男性の更年期障害「LOH症候群」について、聞いたことがある人はいても、「俺がなるはずがない」と考えている人は多いだろう。独協医科大学埼玉医療センター泌尿器科准教授・井手久満医師に話を聞いた。

 主に加齢によって、男性ホルモンのテストステロンが減少し、さまざまな不調が生じるのがLOH症候群だ。その不調は多岐にわたる。

「不安、イライラ、うつ、不眠、集中力や記憶力の低下、筋力低下や筋肉痛、疲労感、火照りや発汗、頭痛やめまい、頻尿、性機能低下、性欲の減少、朝立ちの消失などです」(井手医師=以下同)

 中でも顕著なのは最後の3つの性的症状だが、これらも含めて、どの症状もLOH症候群特有のものではない。

 そのため、本人が気づかない。不調を訴えて受診しても、LOH症候群の診断経験が少ない医師では見落とされることが珍しくない。

 商社勤務の60代男性は、2年前から夜中に3、4回トイレに起きるようになり、泌尿器科クリニックを転々としていた。薬では症状は改善せず、夜間頻尿を主訴に井手医師の外来を受診した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ