但馬牛の世界農業遺産で注目 100年以上の血統管理の凄さ「牛籍簿」とは?

公開日: 更新日:

 どーもNIQです。7月6日の七夕イブの日に和牛好きにとっては大事件、但馬牛の世界農業遺産決定! のニュースが流れてきました。但馬牛の育成システムが、世界的に評価されたことになります。実はNIQ、今年の5月にこの対象地域である兵庫県の美方郡(香美町と新温泉町の2つの地域)を訪問し、実際に人と牛がとも生活していた村のエリア、但馬牛博物館を見てきたところなので、いつにも増して興奮しております。

 但馬牛は、生きている時は『但馬うし』で、お肉にしてから『但馬ぎゅう』と呼びます。但馬牛は、ご先祖様がすべて、兵庫県生まれの牛で、兵庫県内純血の牛、これが但馬牛。これを100年以上にわたって守り続けています。世界にここにしかない遺伝資源をもっていて、母牛が一度、県外に出て戻ってきても但馬牛とは呼ばない厳格さ。

 この美方郡から古くから受け継がれてきた但馬牛の伝統的な飼育システムが、FAO国連食料農業機関から世界農業遺産に評価されたことになります。世界農業遺産は、伝統的な農業などに取り組む地域の保全を目的にFAO国連食糧機関が2002年に創設したものです。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較