「デートレイプ」防止の切り札になるか…カナダの大学が飲み物の薬物を検出するマドラーを開発!

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 デート中に女性に性的暴行を加える目的で飲み物などに混入する薬物を「デート・レイプ・ドラッグ」というが、カナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)の研究者たちが、こうした薬物を検出できるマドラーを開発して話題になっている。

 UBCの化学・生物工学准教授であるジョーハン・フォスター博士(写真右)が率いるチームが開発した「スパイクレス」で、バーやクラブ、レストランなどでの薬物混入犯罪を防ぎ、性犯罪抑止につながることが期待されている。

 スパイクレスは紙製のマドラーで、先端に化学物質をコーティングしたバイオプラスチックが使用されている。飲み物をかき混ぜると、微量の液体がこの先端部分に吸収され、デートレイプに使用されることが多いケタミンやGHB(ガンマヒドロキシ酪酸)といった薬物が含まれていた場合、30秒ほどで色が変化する。

 飲み物の薬物検出技術は、コースターやマニキュアなど、すでにいくつかの製品が存在する。しかし、これらの方法は飲み物から液体を取り出してテストする手間がかかったり、検査薬が飲み物自体を汚染してしまうという問題があった。その点、スパイクレスは飲み物の成分を変化させることは一切ない。

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