ワンニャンのSOS
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「愛猫をかわいく!」 のつもりが…“映え”グッズで死亡事故のケースも
ネコちゃんブームの広がりで、さまざまなグッズも販売されています。その中には、使い方によっては危険なものもあるので、その注意点を紹介しましょう。 避妊手術をはじめ外科的な治療が行われると、手術…
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春は狂犬病予防ワクチンの季節だが…集合注射の見逃せない問題とは?
ワンちゃんの飼い主さんにとって、春は狂犬病予防ワクチンを接種するシーズンです。狂犬病予防法で1年に1回の接種が義務づけられていて、全国の自治体管轄の保健所が管理しています。ご家庭には、それぞれの保健…
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海外にワンちゃんを連れて行きたいなら…2年有効の「狂犬病抗体検査」が必要な理由
ワンちゃんにとって、4月は狂犬病予防接種のシーズンになります。狂犬病予防法で犬は生涯に1回の登録と毎年1回の狂犬病予防ワクチン接種が義務づけられているためです。ベテランの飼い主さんならよくご存じでし…
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ワンちゃんの結膜炎は花粉症にあらず…原因は「エアコンと歯」
「ウチの子、花粉症でしょうか?」 先日、ワンちゃんを連れて来られた飼い主さんにこう言われました。症状は、目ヤニと結膜の充血、腫れでした。 確かにワンちゃんにも花粉症があります。スギやヒ…
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ペットフードにも値上げの波が…多様化する療養食“シンプル・イズ・ベター”な選び方
いろいろな物価が上がる中、ペット業界も例外ではありません。薬や動物用サプリメント、ペットフードなどが上昇。特にペットフードは値上げの繰り返しで、大手主要メーカーのものは毎年上がっています。国産メーカ…
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犬の「アトピー性皮膚炎」新薬の服用方法は? 毎日ではなく、頓服での利用も検討を
ヒトでは、花粉症シーズンになりました。くしゃみや鼻水などで苦しんでいる方もいるかもしれません。アレルギーは動物も厄介ですが、このほどワンちゃんのアトピー性皮膚炎に適応がある新薬が発売されたため、今後…
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イヌの風邪「ケンネルコフ」は感染が広がりやすい…購入直後と受診時が要注意!
前回のネコ風邪に続いて、今週はワンちゃんの風邪について紹介しましょう。これはケンネルコフ(犬の呼吸器症候群)と呼ばれ、ヒトの風邪の症状とよく似ています。発熱と痰が絡んだ湿性の咳、倦怠感などで、咳がひ…
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高額な医療費が無駄になる! 「ネコ風邪」を症状だけで決めつける獣医師にご用心
暖かくなったり、寒くなったりで、ヒトでも風邪やインフルエンザがはやっています。ネコちゃんもしかりですが、鼻水やくしゃみ、発熱、食欲低下など風邪を疑う症状があったとしても、ネコ風邪とは限りません。その…
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小型犬の「膝の皿の脱臼」は手術せずに済む可能性も…重要なのは生活スタイルの見直し
長く動物病院を経営していると、おかしな電話を受けることがあります。 先日の電話をかいつまんで紹介すると、「愛犬が脱臼して骨には異常がない。外科的な治療をされていますか」というものでした。明ら…
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犬猫の「脾臓トラブル」は獣医師の経験値が試される 症例によって対応に大きな違いあり
食欲が落ちて、ぐったりしていることが増えたというネコちゃんが連れてこられました。10歳。超音波検査で腹部を調べると、脾臓が腫れていました。結論から言うと、免疫の暴走によって血小板の減少や赤血球の破壊…
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シニアのワンちゃんネコちゃん「脾臓」の腫れは手術せずに点滴で治療できる可能性が
ワンちゃんもネコちゃんも、シニアになると脾臓が腫れることがあります。そうすると、手術を勧められることもありますが、果たしてそれが必要なのか。今回のテーマはそこです。 脾臓は腹部の中間にある臓…
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毎年の血液検査だけでは不十分! ワンちゃんの胆泥や胆石の早期発見には超音波検査がベター
かかりつけのワンちゃん(12歳)が元気がなくて、飼い主さんに連れて来られました。腰を痛めたそうで、触診すると腹部に緊張感がありました。ただ、飼い主さんが気になることをおっしゃいました。 「何と…
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「高齢ペットの治療」では、根治を目指すとお別れができなくなるリスクも
小型のワンちゃんやネコちゃんの平均寿命は15歳前後といわれますが、最近は飼育環境や獣医医療の向上などで寿命が延びて、17、18歳くらいまで元気なことは少なくありません。ペットも高齢化が進んでいます。…
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ペットの排泄物どうしてる? 自宅での処理は「消毒と除菌」の徹底が基本
皆さん、ワンちゃんやネコちゃんの排泄物の処理は、どうされていますか。きちんとされている方がほとんどでしょう。しかし、正月休みは当院に併設しているペットホテルに預かったワンちゃんの散歩の途中に放置され…
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ペットの「かかりつけ医」は企業体と町医者でそれぞれ長所と短所がある
この冬は、ヒトでインフルエンザや新型コロナ、そして風邪が大流行しています。近くの内科系クリニックは大混雑しているようです。皆さんはいかがでしょうか。 私の動物病院でも、かかりつけのワンちゃん…
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ペットの流動食はかなり高価…飼い主の負担を減らす「裏ワザ」とは
ワンちゃんやネコちゃんに慢性的な病気があったり、手術を受けたりすると、エサに流動食を与えることが少なくありません。 たとえば手術の影響で胃の動きが悪いときには、固形ではないので胃に負担を与え…
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「超音波装置」で割高手術に誘導? 飼い主を誤解させる手術のPRフレーズ
新しい治療法や薬、医療機器が開発されると、期待して新しい方をチョイスしたくなるかもしれません。ヒトもそうでしょうし、飼い主さんが愛犬や愛猫を託すときもそうでしょう。その気持ちは分からなくもありません…
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超音波検査のメリットは臓器の動きや血流を動画でチェックできること
先週のX線検査に続いて今回は、超音波検査についてお話しします。飼い主さんも人間ドックなどで受けたことがあるでしょう。動物にもとても役立つ検査です。 動物病院では、心臓の血液循環を確認するのが…
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ペットのX線検査を勧められたら…覚えておきたい「必要」と「不要」の線引き
夜間診療で不要な検査をされる恐れがあることは前回、説明しました。では、いろいろな検査が必要なときはどんなケースか。今回は、おなじみのX線を掘り下げてみましょう。 ヒトでもおなじみですが、動物…
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飼い主が不安になり「夜間の救急外来」受診→不要な検査で治療費がかさむリスク
愛犬や愛猫がいつもと違うそぶりをしていたら、飼い主さんは心配してその症状をネットで検索するかもしれません。そこにある情報は概してよくない話で、それが飼い主さんの不安を募らせてしまいます。先日も、そん…