著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

東條英機を担いだ軍事クーデターの深層へ

公開日: 更新日:
東條の情報ルートを担った古賀秀正(1952=昭和27=年8月14日)/(C)共同通信社

 東條英機を担いでの軍事クーデターは、一定の構想のもとに計画が進められたのではなく、陸軍省軍事課の中堅将校を中心に想が練られ、そしてそれぞれがバラバラに動きを進めたというのが、どうやら事実と言っていいのではないかと思う。もう一度繰り返すが、私は昭和50年代初めに東條英機の伝記を書…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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