参院選に向け永田町で出回る“怪情報”…自民情勢調査で「単独過半数維持」って甘すぎやしないか?
「自民党の参院選調査」とされる情報が、先週あたりから永田町に出回っている。同党が極秘で最近行った情勢調査で「自公で過半数はクリア、自民単独で過半数維持も」という“好結果”だったというのだ。
今夏に行われる参院選は、定数248議席の半数の124が改選で、これに欠員1がプラスされ計125議席を争う。自公の非改選議席は75(自62、公13)あるので、自公で過半数を維持するには50議席以上を取らなければならない。
自民党関係者から、こんな話が聞こえてくる。
「調査は3月末に実施したようだ。自民単独で40台後半だったらしい。公明は10議席は取れるだろうから、自公で過半数は堅い」
「自民単独で50台前半だったと聞いた。単独でも過半数を維持できるなら石破首相は参院選後も続投だ」
3年前の「貯金」が大きく、もともと50議席は低めのハードルだ。しかし、石破内閣は支持率が低迷し、自民党の支持率も低落傾向。世論調査では「参院選で自公が過半数を占めない方がいい」が半数を超えている。そんな状況下で、自民党調査は甘すぎやしないか。