立憲・野田代表にとって「消費税減税」はまるで“腫れ物”…完全スルーの街頭演説に聴衆の反応もイマイチ
立憲民主党は20日、東京のJR新宿駅東口で街頭演説会を開いた。駆けつけた野田佳彦代表は「立憲民主党のカラーはブルー。(6月の)都議選、参院選、衆院選のトリプルブルーで日本の政治を変えていきたい」などと威勢よく訴えた。
ただ、注目を集めている消費税減税については一言も触れず、完全スルー。落合貴之副幹事長も「世の中を良くしていくために一緒に力を合わせて頑張りましょう」と挨拶するのみ。今夏の参院選で改選の塩村文夏参院議員も自身の政策を訴えたが、やはり消費税減税の話はなかった。
やきもきした報道陣が終了後、消費税減税をめぐる党内の議論について野田代表に質問すると「(議論で)出てきたものはしっかりと判断しようと思っていますので、連休明けなのか、前になるかわかりませんけども、段取りが終わったらすぐに決めたい」と話すにとどめた。党内で賛否が割れる消費税減税は腫れ物に触るかのような扱いである。
この日は100人近くの聴衆が集まったが、熱心に聞いていたのは前方の一部のみ。たまたま足を止めた人も少なくないようで、演説の盛り上がりもイマイチだった。