松井秀喜・臨時コーチ 「若手育成」意欲の裏に巨人の“病巣”
やっぱりこの人が主役だった。
巨人、ヤンキースなどで活躍し、巨人の宮崎キャンプで臨時コーチを務める松井秀喜(39)が31日、原監督ら首脳陣とともに宮崎に入った。
空港で行われた歓迎セレモニーに参加。原監督に話を振られた松井は驚きながらも、「12年ぶりに宮崎に戻ってきました。気持ちいい風、太陽を浴びながら、選手たちと日々を過ごしていきたい」と挨拶。出迎えたファンの拍手を浴びた。
夜のミーティングにも参加。原監督に「世界で戦ったメンタルを注入してくれれば」と言われていたものの、全選手を前にしたいきなりの初講義はなし。挨拶をした程度だったという。
それでもミーティング後、報道陣に囲まれるとこう言った。
「自分が若かったときのことを思うと、ちょっとしたことがヒントになった。これからレギュラーを奪う選手のキッカケになればいい」
指導の対象は主に「これからレギュラーを奪う選手」。つまりは生え抜きの若手で、二軍にも足を運ぶ予定だという。