視線の先にファン…マー君「松井秀喜さんになりたい」の真意
「松井秀喜さんのような選手になりたい」
26日、ヤンキースの田中将大(25)が、千葉県流山市の江戸川大で開かれたシンポジウムに出席。500人の学生を前にマイクを握ったマー君は、「どんな選手が理想か」という学生からの質問に、ヤンキースの先輩である松井秀喜(39)の名前を挙げ、「野球、人柄を含め、小、中、高とずっと野球をやってきた中で、松井秀喜さんのような選手になれと言われてきた。マスコミ、ファンに向けてしゃべる姿勢は大事と思うし、見ていて(自分も)やらなきゃと思った」と答えた。
一方、スポーツマスコミの報道姿勢には、「ボクも人だし、信頼関係がないといいものは出てこないと思う。(記者から)ヘンなことを聞かれても、ヘンなことを聞いているところは(紙面や画面には)なくて、それに対して(自分が)怒っているところだけが伝わっている」と、苦言を呈する場面があった。
ヤンキースでチームメートになるイチローは、日本時代から「質問のレベルが低い。ボクもプロならみなさんもプロ。勉強してほしい」と報道陣への不満を隠さず、質問すら受け付けないことがあった。メジャー入りしてからも質問する日本人記者に背中を向けたまま対応。気持ちはわからなくはないが、それが居丈高というイメージにつながっているところもある。