本人と周囲の温度差ありあり…「巨人監督就任」に松井はウンザリ
巨人のキャンプに臨時コーチとして参加する松井秀喜(39)が17日、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(77)とテレビ朝日のビッグスポーツ賞の表彰式に出席した。
松井は10日に渡辺球団会長、白石オーナーと会談。16日に同オーナーが「ゆくゆくは監督として率いてくれることを切望している」と明かしたから、スポーツマスコミは「巨人が松井に次期監督要請!」と大騒ぎしたばかりである。
長嶋終身名誉監督もこの日、「いつかはそうなって欲しい」とこちらも「松井監督」を熱望。またぞろ盛り上がる周囲とは対照的に、肝心の本人はこうである。
「そりゃあ、巨人のいちOBとして、そう言っていただけるのは光栄なこととは思うけど、個人としては(監督要請が)近未来的なこととは取れなかった。長い目でということと思うし、現時点でユニホームを着られるものを(自分が)持ち合わせているとも思わない。勉強しないといけないことはたくさんある。大きな気持ちで待っていただけることは感謝しているけど……」
困惑というか、ウンザリというか。球団、マスコミと本人の温度差がありありである。