DeNA久保康友が感謝する古巣・阪神ファンのきついヤジ
「だから結果を残せない、というのは言い訳になる。ヤジがある、文句がある、というのは最初からわかっているわけです。それでキツイと言っていたら、ずっとキツイ。文句じゃなく、自分が伸びるためのアドバイスと思っていればいい。僕は投げているときはあまり耳に入ってこないので、あえて自分から聞くようにしてました(笑い)。ファンが文句言うてるな、でもこれならあまり傷つかないな、という確認をしたり」
――あえて聞くというのも変わってますね。
「去年の5月、抑えで3試合連続で失点した後の試合で、これはふざけるな、と思われるでしょうけど、どんなことを言われるんだろうとワクワクしながら、リリーフカーに乗って(グラウンドに)出た瞬間から全部聞いてました(笑い)。そしたら、モノは飛んでくるわ、内容は忘れましたがオモロイことを言うおっちゃんがいたり。本気で『久保! 出てくるな!』なんてキレてる人もいた。みんな人生かけて応援してるんだな、と。そういうことを言うと『久保は無責任』と言う人もいますけど、やることやらずに文句を言われるのは当然のことだし、それを(会見などでファンに謝罪して)『責任を取りますよ』と、アピールすることの方が無責任だと思います。そんな反省してないのに。世の中のニュースを見ててもそう感じることってありますよね」