DeNA久保康友が感謝する古巣・阪神ファンのきついヤジ

公開日: 更新日:

■ヤジ、怒声

――阪神には似たような雰囲気がありましたか?

「若い選手とか見ていると、ファンやコーチに対して、そういう姿を見せるというのは多少はあったですね。それをする必要は全くないのに。それをして野球がうまくなればしますけど(笑い)。失敗しても怒られないやり方を覚えるよりも、技術を上げることが大事。きつく言われても、それを消化できないと。中には本当のアドバイスもあるし、角度を変えて見るというね。そもそも、メンタルが強いとか弱いとか、よくわからないですもんね。どういうのが弱くて、どういうのが強いのか」

――結果を出すと「強い」といわれる。

「たとえ気が弱くても、数字を残す人間は、弱いと言われない。気にする必要はないんです」

――不満はあくまで起用についてで、球団に対しての不満はなかった?

「そこは全くないですね。施設はいい、給料はいい、人気はある。環境面では文句のつけようがない。阪神でプレーしてひとつ気づいたことは、ヤジられないで応援される選手は、レギュラーとしてまだまだ認められていないということ。ヤジられる選手は数字を残して当たり前とファンが思っている。新井(貴浩)さんもそうだし、井川(慶)さんもそう言われていたみたいですし。ヤジはありがたいと思わないといけないなと」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…