本田圭佑の“手術痕”は…気になる「バセドー病」の症状と術後

公開日: 更新日:

「薬は1年以上飲み続けなければならず、副作用で白血球が減り高熱が出ることも。アイソトープはカプセルを飲むだけですが、その後4カ月間は通院が必要。それがイヤですぐ治したい人、薬の副作用がある人が手術を選ぶことになります」

■ボーッとして、筋力低下

 手術は甲状腺を全て切除する「全摘」と一部を残す「亜全摘」がある。

「手術は全身麻酔で行われ、胸骨の上を数センチ横に切開して、甲状腺を摘出します。時間は約1時間。全摘だと、手術後は甲状腺ホルモン剤を一生涯飲み続けなければなりません。そうでないと、全身の新陳代謝が悪くなり、疲れやすくなったり、ボーッとしたり、筋力が低下したりします」

 一方、亜全摘は完治が期待できるが、再発も少なくなく、甲状腺ホルモンの合成を抑える抗甲状腺薬が必要になることも。人によっては逆に、必要な甲状腺ホルモンが作れずにホルモン剤が手放せなくなるケースもある。

「手術後の管理の容易さから、いまは全摘が主流。亜全摘は患者さんに強い希望があれば、話し合いで行うことになります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン