マキロイがお手本 インパクトゾーンで左手首をまっすぐ伸ばす
今季メジャー第3戦の全英オープンは、25歳のローリー・マキロイが初日から最後までリードを守り切って完全優勝を果たした。2011年全米オープン、12年全米プロゴルフ選手権に次ぐメジャー3勝目で、キャリア生涯グランドスラムに王手をかけた。全英の勝利で世界ランクも8位から2位に浮上し、1位のアダム・スコットに1・08点差と迫っている。
マキロイは決して大柄ではないがドライバーは飛んで曲がらない。アイアンの切れも非常に良いが、その秘密はフォロースルーにある。
全英でテレビ解説をしていた青木功プロはこう解説する。
「マキロイはインパクトからフォローにかけて、左手首が甲側に折れていない。左手首が真っすぐ伸びているから軌道が安定し、大きく振り抜くことができる。インパクトゾーンでの左手の使い方がうまいから、飛んで曲がらないんだよ」
青木プロによるとインパクト直後に左手首が甲側に折れると、軌道が不安定になるし、ボールも吹け上がる。フォローも小さくなるそうだ。