「スター扱い」好まぬ日ハム斎藤佑の復活邪魔するテレビ局
見るも無残な内容だった――。日本ハム・斎藤が14日のロッテ戦に先発。前回登板(7月31日、ロッテ戦)に次ぐ今季2勝目を狙ったが、初回に2安打2四球で3点を先制される苦しい展開に。結局、3回もたず5安打5失点でKOされた。
「変化球の抜け球も多くて、ピッチングにならなかった。立ち上がりのフォアボールが何よりも悔やまれます。中継ぎ陣に負担をかけて申し訳ない気持ちです」とは、降板後の本人だ。
約2年ぶりの復活勝利を挙げた前回登板後のお立ち台では、「これから僕の第2の野球人生が始まります」と高らかに宣言したものの、これが「第2の野球人生」のスタートとは情けない限りだ。
■球場で見つけるやカメラの前に引っ張り出そうと…
ぶざまな投球をするのは、本人に責任がある。しかし、一時期に比べれば投球内容は上向き。復活に近づいているのも事実だ。
そんな斎藤の足をこれでもかと引っ張っているのが実はテレビ局だという見方がある。かつて甲子園を沸かせた「ハンカチ王子」も、今は一軍生き残りに必死な一投手に過ぎない。本人もこの点は重々承知で、以前のように「スター扱い」を好まない。