日ハム斎藤佑 20代のキューバ人選手から「神」扱いの理由
プロ入りしてから凋落の一途をたどっていた日本ハム・斎藤佑樹(26)が、31日のロッテ戦に先発。6回6安打1失点に抑えて、12年6月6日の広島戦以来、実に785日ぶりとなる白星を飾った。ファンに「2年間、本当にお待たせしました。去年、肩をケガして待ってくださったファンの皆さん、本当に感謝しています。これから僕の第二の野球人生が始まりますので、一緒に頑張っていきましょう」と感謝の言葉を口にした。
その斎藤だが、なぜかキューバでは「神様」扱いなのだという。
先日、ロッテに加入したキューバ人助っ人のデスパイネが「以前から彼のことはよく知っている。本当に素晴らしい投手で尊敬している」と話せば、現在米メジャーで活躍中のセスペデス(レッドソックス)も、日本の大半の投手のことは知らないのに、斎藤のことだけは脳裏に焼きついているんだとか。
デスパイネによれば、20代のキューバ選手の多くは、日本の代表的な投手のひとりとして「斎藤」の名を挙げるという。なぜか。
斎藤は早実時代の06年の夏の甲子園で、駒大苫小牧の田中将(現ヤンキース)と再試合を含む決勝2試合での投げ合いを制して見事優勝。「伝説の一戦」は、野球王国のキューバまで知れ渡った。