DeNAラミレス監督“常識破壊”次々 大化け選手が何人出るか
キャンプインを翌日に控えた1月31日、全体ミーティングでDeNAのラミレス監督(41)が真顔で選手に語りかけた。
「10年間続くBクラスを止めないといけない。CSにいくだけでは私は満足できない。最終的なゴールは優勝だ」
すでに、中心打者の梶谷を2番へ配置転換することを公言、昨季3勝の山口をシーズン開幕投手に指名し、捕手2人制を明言するなど、斬新なアイデアを次々に披露している新監督。チーム最重要課題である正捕手の育成についても、「打撃力とIQは求めない。(配球を含めて)ベンチから試合をコントロールする」と言い放ち、頭の固い球界OBを「常識外」と呆れさせている。
選手やコーチもさぞ困惑していると思いきや、光山バッテリーコーチはこう言った。
「監督の意図は、指のサイン(配球)、(守備の)フォーメーションについては、ベンチが行う。とにかく捕手には、『捕って、止めて、投げる』という基本的な守備の能力を磨いてほしいということです」
確かに、DeNAの捕手陣は守備に問題があった。昨季の捕逸数はリーグワーストの11個(嶺井6、黒羽根3、高城2)。盗塁阻止率も黒羽根.308、嶺井.254、高城.206と軒並み低い。