捕手難の巨人救う“第三の男” 相川に課せられる3つの仕事
巨人の相川亮二(39)が1日の日本ハム戦から一軍に合流するため、29日、札幌へ移動した。宮崎キャンプはベテランのスペシャル班で独自調整。2次キャンプ地の沖縄へは行かず、宮崎に残留して二軍で練習を行っていた。
今季から捕手に復帰する阿部慎之助(36)と3年目の小林誠司(26)の正捕手争いに注目が集まる中、高橋由伸監督(40)が満を持して“元サヤ”に戻した阿部はいまだマスクをかぶれず、調整は遅れ気味。そもそも、古傷の首などの状態を見なければならないため、一年を通じて捕手として出場するのは厳しいとの見方が大半だ。それなら、若い小林でいいじゃないかといえば、そう簡単な話でもない。
小林がオープン戦で本塁打を放った際も高橋監督は「開幕マスク? ないわけじゃない」と微妙な言い回しだった。要するに、正捕手の座は簡単には与えないということなのだ。
■阿部、小林が共倒れなら…
そこで今年40歳を迎える相川である。もちろん、ただの第3捕手ではない。実は高橋監督が最も信頼を寄せる捕手と言っても過言ではないのだ。理由はいくつかある。