3回4Kの好投 巨人ドラ1桜井に「打たれない3つの秘密」
巨人のドラフト1位・桜井俊貴(22=立命大)が、初めて対外試合に登板した。23日の韓国・KIA戦で先発。3回を2安打4奪三振で1失点。二回までに4三振を奪った。1失点の場面は「ゴロを打たせようと思って右中間に持っていかれた。投げ急がないという課題は克服できたが、(打たれた球は)ちょっと高いかなと。(次回の登板は)低めに投げることを徹底していきたい」と反省しながらも、「今日は球にキレがあった。コントロール重視でいいコースに決まってくれた。低めに決めるのをテーマにしていた」と手応えを感じた様子だった。
直球は140キロを超えるか超えないか。130キロ台も多いが、打者はなぜか差し込まれたり、タイミングが合わなかったりする。打てそうで打てない投手ともっぱらだ。以前、桜井は「球速は気にしていません。打者に速く見せることを考えているので。投球フォームに緩急をつけています。足の着き方を短く速くしてみたり、足を上げる時間を変えてみたり。いろんなところで緩急をつけているんです」と一端を明かしていた。
相手を見ながら、考えながら投げているというから、並の新人の芸当ではないが、それだけではなかった。他球団のある偵察隊は、「打てそうで打てない3つの要因」があるという。