キャンプで丸裸 巨人「新戦力」他球団007が見た本当の評価
巨人が25日、一軍の沖縄・那覇キャンプを打ち上げた。高橋由伸監督(40)は「桜井、重信、中川がいいものを見せてくれた。強くなるには新しい戦力が必要」と新人3人を称えた。一方、視察した他球団はどう見たか。新戦力をセ・リーグの某スコアラーに総ざらいしてもらった。
「目立ったのは文句なしでドラフト2位ルーキーの重信(慎之介=22=早大)です」
実戦7試合で打率.545、5盗塁。盗塁以外にも右飛で一塁からタッチアップするなど、随所に持ち味を発揮した。
「足が速いことは分かっていたけど、意外に打ちますね。思ったよりきっちり捉えてくる。難しい球はファウルで粘るし、1、2番を立岡と並べられたら嫌。ベースにかぶって構えているので、厳しい内角攻めにあった時にどう対処するか。走、攻と比べ、捕球や肩などの外野の守備力は、他のレギュラー候補より落ちる感はあります」
キャンプMVPの“通信簿”は、走る、打つは「二重丸」。守りは「もっとがんばりましょう」のようだ。