脇腹痛で全英4回戦途中棄権…錦織圭はリオ五輪も絶望的
テニスのウィンブルドン選手権は4日(現地時間)、男子シングルス4回戦を行い、世界ランキング6位で第5シードの錦織圭(26)は同13位で第9シードのマリン・チリッチ(27、クロアチア)と対戦。
試合開始早々から、痛めていた左脇腹の影響でプレーに精彩を欠き、第1セットを1-6で落とすと、第2セットで1-5と大きくリードを許したところで途中棄権した。試合開始から、わずか44分でコートから姿を消した。昨年の錦織は同大会で左足の故障を理由に2回戦を前にリタイア。伝統の大会は2年連続で途中棄権という不甲斐ない結果に終わった。
錦織は患部の状態について「3回戦の後、より痛みがひどくなった」と説明。試合前からすでに痛みはピークに達していたそうで、ウオーミングアップは10分程度で終了。相手のチリッチから試合前に「彼のサーブを見て万全でないと分かった」と見抜かれていたほどだった。
錦織は「テニス自体には満足している。しっかり心身を休めてリオ五輪に備えたい」と話したが、先行きは不透明だ。