ダルは好投も復帰白星お預け 田中将大は乱調3敗目
日本人エース右腕が揃って白星を手にできなかった。
まずはレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)。27日(日本時間28日)のアスレチックス戦に登板。6回を1本塁打含む4安打2失点。勝利投手の権利を持ったまま降板したが、八回に救援投手が逆転を許して勝敗は付かなかった。チームは4-6で敗れた。
ダルは一回に4番デービスの一発などで2点の先制を許したが、その後は持ち直す。自身の暴投もあって1死三塁のピンチを招いた四回には5、6番を連続三振に仕留めて追加点を与えない。尻上がりに調子を上げ、球数93と余力を残してマウンドをリリーフ陣に託したが、右肩痛からの復帰初白星はならなかった。
■アストロズに同じミス
一方、ヤンキース・田中将大(27)はアストロズ戦で5回を1本塁打含む7安打4失点。今季3敗目(7勝)を喫した。
田中はアストロズ打線に、早々とつかまった。1点ビハインドの三回、1死三塁から4番コレアに左前適時打を許すと、続くラスマスには甘く入った変化球を右中間スタンドに2ランを叩き込まれ、この回、一気に3失点。その後も持ち直す気配すら見せず、五回を投げ終えて降板した。
アストロズは過去2度の対戦で防御率6点台と打ち込まれている相手だ。田中は今季の開幕戦で同点弾を浴びて白星を逃した相手に同じミスを繰り返した。