「おまえを超える」 ダル右肩異常はハム大谷への“対抗心”
大谷翔平(22=日本ハム)が日本最速の163キロを連発、その後も連勝街道を走り続けていることに、だれよりも刺激を受けているのはダルビッシュ有(29=レンジャーズ)ではないか。そのダルが4日(日本時間5日)の傘下2Aフリスコの試合に調整登板。2回3分の0を2安打3失点(自責点2)、5三振3四球。最速は93マイル(約150キロ)だった。
オフに合同でトレーニング。「大谷はバネはすごいけど、僕みたいに調整して細かいことができるってわけじゃない。完全に違う部分がある」と両者のタイプの違いを説明した。その後、右肘手術のリハビリを兼ねてトレーニングを重ね、復帰2試合目に自己最速タイの99マイル(約159キロ)をマークした。
ダルは登板後、「(自分が)違う投手になったみたい。(肘は)まだ100%じゃなく強化している段階。怖さも少しある」と話した上で、「おまえ(の球速)を超えるから、超えられないように頑張れ」と大谷に伝えたことを明らかにした。
ダルが右肩周辺の違和感を訴えたのは、次の登板の最中。予定より早く降板したものの、違和感は取れずに先月13日(日本時間14日)、故障者リスト入りした。