侍J抑え候補 ヤクルト秋吉を悩ますWBC球「7グラム」の壁
WBCで抑え候補に挙がっているヤクルトの秋吉亮(27)。さる9日に小久保裕紀監督が視察に訪れた際は「今すぐにでも投げられそう」と対応力の高さに驚いていたが、秋吉にはある葛藤があるという。胸の内を聞いた。
――14日の韓国KIAとの練習試合の九回に登板。1回1奪三振で1安打無失点だった。しかし、投げたのはNPBの球だった。なぜWBC球を使わなかったのか?
「(WBC球は)1ダースくらいしか余っていませんし。まあ、ベトベト感とか指へのかかり方は相変わらずいつものボールとは違うので、なるべくいろんなところでは投げたいんですけどね」
■NPB球は「スーパーボールみたい」
――そろそろ実戦でも投げていきたいのでは。
「そうですね、まだWBC球でバッピ(打撃投手)もやっていないので。投内連係もNPB球だし。(17日の)DeNA戦のときまでに余っていれば(WBC球を)使うかもしれないです」
――実戦で使うためにはボールの数が少ない?