豪戦でもゴール なでしこ籾木結花は“経験のなさ”も強み

公開日: 更新日:

 米国西海岸で開催中の「トーナメント オブ ネーションズ」。「なでしこジャパン」が31日(現地時間30日)、オーストラリアとの第2戦を戦った。ベレーザFW田中美南のゴールで先制するも、その後は連続失点を喫し2―4で完敗した。

 これまで新戦力を試す際には最終ライン、中盤、両サイドに必ず代表経験が豊富で“計算のできる選手”を入れて「チームの軸」を確保していた。

 しかし、この試合では7人のフレッシュな選手が先発に顔をそろえた。

 一方、リオデジャネイロ五輪から大幅な世代交代がないオーストラリアは、すでに熟成度が高まったチームである。さらに大会初戦で強豪の米国から初白星を挙げた勢いは、冷めていなかった。

 それでも開始6分で今大会初のセットプレーからFW田中美南が、体に当ててねじ込んだ先制点は、勝利への期待を抱かせるに十分だった。

 崩れたのは守備だ。やはり「軸が通っていない最終ライン」は、相手選手のスピードに無残にも引き裂かれた。初めてのコンビで実質的なアジア女王を封じてみせろというのは、あまりにも酷な話ではあるが、なでしこの失点のうち「ミスが絡んでの3失点」には、歯がゆさも大いにある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出