迷える前年覇者 松山英樹に教えたい“7つのライン”の攻略

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【WGC-HSBCチャンピオンズ】

 前年覇者、松山英樹(25)の調子が一向に上がらない。2日目の27日もショートパットを何度も外して3パットが3回。2日続きの74で通算4オーバー、66位タイと低迷したままだ。

 今大会は78選手が出場して、予選落ちがなく4日間を戦う。好材料がなく、「どこを目指したらいいのかわからないぐらい悪い」(松山)と、残り2日間に向けて頭を抱えている。

「欧州シニアツアーを転戦した時にカップインするラインは7つあると教わった。松山が悩んでいるのはそのうちの2つです」と田原紘プロが指摘する。

 7つのラインとは、①ストレート(カップ中央狙い)②センターレフト(カップ左サイドと中央の間狙い)③センターライト(カップ右サイドと中央の間狙い)④インナーサイドレフト(カップ左サイド縁内側狙い)⑤インナーサイドライト(カップ右サイド縁内側狙い)⑥スライス⑦フック――だ。

「松山が悩んでいるのは④と⑤です。1センチから5ミリの微妙なズレなのですが、ライン読みに迷いを持っている。外しちゃいけないと思えば、ライン読みは必然と深くなる。カップの縁内側が狙いなのに、深く読めばショートパットではカップにけられてしまう。頭ではわかっていても体が反応していないのかもしれない。いずれにしろ、自信を持ってパットしてないからショートパットが入らない」(田原プロ)

 同組のダスティン・ジョンソン(33)は上がり4連続を含む9バーディーを奪って、一気に単独首位に躍り出た。世界ランク4位の松山は、ランク首位との実力差を見せつけられて意気消沈、パットのラインまで見えなくなってしまったか。

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