公式ツイッター炎上 西野監督“忖度ジャパン”で4年逆戻り
W杯本大会前の緊急登板ということを差し引いても、実績・経験重視の選考になるのは想定内だった。いずれにしてもブラジルから新戦力を上積みすることが出来ず、ロシアW杯本大会では厳しい戦いを強いられるでしょう」(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏)
唯一のサプライズとなったのが「広島32歳MF青山」の約3年ぶりの代表招集というのも、西野日本代表の<先祖返り>ぶりをより強調することになった。この青山は14年ブラジルW杯の3戦目コロンビア戦に先発。後半から出てきたハメスに翻弄され、同17分にベンチに連れ戻された。
ハリルホジッチ就任2試合目のウズベキスタン戦(15年3月31日)に出場して以来、代表とは無縁の存在だったが、今季J首位独走中の広島の大黒柱として返り咲いた。
「コロンビア戦の行われたスタジアムで当時28歳だった青山は『若いうちに桧舞台を経験しないと世界相手に戦えない』と苦渋の表情を浮かべながら本音を話してくれました。しかし、その後の青山はブラジルW杯での貴重な経験を代表に還元する機会に恵まれず、このタイミングでの代表復帰となった。このチグハグ感も、日本サッカーの停滞と無縁ではないような気がします」(六川氏)
前回ブラジルW杯で日本は1分け2敗と1勝もできずにグループリーグで敗退した。その4年前とほとんど同じでは、最も期待薄の日本代表ではないか――。