藤岡と岡トレード 日ハムが出血覚悟で昔のドラ1獲得の思惑

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 26日、ロッテ藤岡貴裕投手(29)と日本ハムの岡大海外野手(27)とのトレードが決まった。

「正直、驚いています」

 こうコメントしたのは藤岡本人だが、この駆け込みトレードには周囲も驚いていた。藤岡は東洋大から11年ドラフトで3球団競合の末にロッテに1位入団。ちなみにその年、日本ハムは巨人との競合の末に東海大・菅野智之(現巨人)を1位指名したが、入団を拒否されている。

 さて、当の藤岡は新人年に6勝をマークするも、翌年から2年連続で6勝止まりで、15年からは中継ぎに配置転換。今季は先発復帰したものの、一軍登板はゼロ。二軍でも0勝4敗、防御率4.20と不調だった。パ球団の編成担当が言う。

「藤岡は以前にもトレード話が浮上したことがある。ただ、今季の投球を見ても、全体的にボールが高く、緩急をうまく使えていない。環境が変わってどうなるかだけど、岡を獲得したロッテの方が得をするかもしれない。岡は大卒5年目の若手有望株。足は速いし、肩も強い。長打力も秘めている。今の日本ハムの外野陣は西川、近藤、大田らメンバーが充実しており、そこに割って入るのは難しい。一軍での出場機会が増えれば、大化けする可能性があります」

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