チームを4連勝に導く 有原“先発フル回転”が日ハムVのカギ
「前半戦は迷惑をかけたので、後半戦でしっかり貢献したい」
16日のオリックス戦、日本ハムの有原航平(25)が1失点完投で6勝目を挙げ、チームを4連勝に導いた。
大谷翔平が米エンゼルスへ移籍し、昨季チーム最多の10勝をマークしたこの右腕が次期エースとして期待されていたが、キャンプで右肩痛を発症。一軍初登板は4月中旬にズレ込んだ。不振で6月中旬には抑えに配置転換。4試合で2セーブを挙げる一方で、防御率6.75と打ち込まれ、球宴直前に先発に復帰。それから2戦2勝である。
先発から抑えになり、再び先発に戻るのは容易ではない。体にも負担がかかる。昨年同じ過程をたどったヤクルトの小川泰弘は、先発復帰後の9月に肘を疲労骨折している。
前半戦終了前、栗山監督は有原について、「どこで投げようと、航平が活躍しないと優勝しない」と話していた。16年以来の優勝を手繰り寄せるには、有原を先発専念でフル回転させるしかない。