ドラフト
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阪神4位・町田隼乙 ハイハイ卒業直後から「坂道歩行」で培った強靭な下半身
阪神からは強肩強打が買われ、《「打てる捕手」として正捕手を担うことができる可能性を秘めた、将来が楽しみな選手》と期待されている。 身長186センチ、体重88キロの恵まれた体は、バス会社に勤める父・光信さん(51=身長181セ...
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中日1位・金丸夢斗 土日も休まず足かけ10年 アマ審判父の「甲子園の道」
「子どもの頃を考えると、プロどころか大学でエースになることすら信じられませんでした」 こう話すのは金丸の父・雄一さん(48)だ。 母の淳子さん(47)、兄・翔太さん(23)との4人家族。小学1年時に地元・神戸市の広陵少...
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DeNA1位・竹田祐 元プロアメフト選手の父が明かす“指名漏れ”で培われた胆力
竹田の父・勉さん(53)は元プロのアメフト選手。現在は自営業で整骨院を営んでいる。 近大付高時代にアメフトに出合った。近大のクリムゾンデビルスを経て、卒業後は三菱銀行センチュリアンズ、マイカルベアーズ、アズワンブラックイーグ...
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ソフトB4位 宇野真仁朗 名門・桐蔭学園で元阪神関川と副主将を務めた父、早実近くに2人で暮らして支えた母
まさにサラブレッドだ。 父・誠一さん(56)は神奈川の名門・桐蔭学園高出身。東京・大田区の中学時代、軟式野球部で都大会ベスト4に入ると、声がかかった。 誠一さんがこう言う。 「桐蔭学園からスカウトしていただいて...
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ロッテ1位 西川史礁 父の思いが詰まった20坪の「甲子園」は鹿児島の黒土、2500Wの照明を完備
「自主練習の環境は、どこの家庭にも負けません」 姉、兄の3人きょうだいの末っ子として生まれた西川の父・凌滋さん(59)は、こう言って胸を張る。 凌滋さんは和歌山県日高郡の建設会社「株式会社西川組」の社長を務める。従業員...
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広島1位・佐々木泰の父は会社社長 熱を入れた息子の野球応援が「2億円」の事業に化けた
「大誤算でした。もともと私も妻も会社員生活に疲弊していて、親父が経営していた会社に入れば少しは楽できると思っていたんですけどね(笑)」 苦境の時代をこう振り返る父・貴さん(62)は、従業員75人を抱える製造会社「ステラ金属株式...
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楽天1位・宗山塁 父子の二人三脚《一日も欠かさず》9年間…「私がしんどくても、容赦してくれなかった」
宗山は、広島県三次市三良坂町で長男として生まれた。父の伸吉さん(50)は広陵高野球部出身で息子の“大先輩”。ケガで選手の道を断たれ、長男に夢を託した。「塁」という名前がそれを物語る。 宗山は三良坂小1年時に伸吉さんが監督を務...
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育成契約は嫌だった?ドラフトで名のある高校球児が軒並み指名漏れのカラクリ
今年のドラフトで目に付いたのは、プロ志望届を出しながら指名漏れした有名な高校生が多かったことだ。 U18日本代表の正捕手だった箱山遥人(健大高崎)や、同じく日本代表で甲子園に4回出場の右腕・高尾響(広陵)が指名漏れ。甲子園を...
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オリックスが本当に欲しかったのは佐々木麟太郎だった!ドラフト異例「15分間中断」の裏側
先週24日のドラフト会議で、異例のハプニングがあった。6位指名のオリックスの順番で15分以上も中断した場面だ。 NPB関係者がテーブルに呼ばれ、オリックス関係者との話し合いが始まった。岸田新監督はうなずきながら話し合いを聞く...
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2024年ドラフト「得した球団、損した球団」“流しのブルペン捕手”安倍昌彦氏が忖度なしガチ評価
最も成功したのは中日です。 アマ球界ナンバーワン左腕・金丸夢斗(関大)を4球団競合の末に指名できた時点で100点満点。さらに、2位で社会人トップクラスの左腕・吉田聖弥(西濃運輸)を指名して120点。3位以下も含めると、200...
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中日ドラ1関大・金丸夢斗は度胸も一流? 井上監督挨拶の初手でジョークをかます肝っ玉
いきなりそれを「かませる」新人は早々いない。 ドラフトで4球団が競合し、中日が交渉権を得たMAX154キロ左腕、金丸夢斗(関大)。25日、中日の井上新監督が挨拶に訪れると、いきなり「肩は大丈夫ですか?」とジョークをぶつけたの...
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山川穂高の母校・富士大から大量6人がドラフト指名!岩手の地方大学が大躍進のワケ
東北の地方大学が大躍進を果たした。 24日のドラフト会議で富士大学野球部から支配下4名、育成2名が指名され、計6名がプロ入りの資格を得た。中でも、麦谷祐介(外野手)はオリックスから1位指名。佐藤柳之介(投手)が広島2位、安徳...
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《楽天》球団体制に批判集中、待遇はイマイチでも…ドラ1宗山塁「仙台行き」はむしろ大正解
「楽天で良かったんじゃないですか」 某球団のスカウトがこう言った。 今秋ドラフトの目玉だった宗山は、事前に公表していた広島など最多の5球団が競合し、楽天が引き当てた。 楽天といえば、わずか1年でクビになる監督が...
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《中日》1位指名した金丸夢斗をパ全球団が“完全スルー”した裏に「カラダの問題」
「率直にうれしい。1年目から2ケタ勝利を目指して頑張りたい。(中日は)ファンが熱い。同い年の高橋宏斗投手を筆頭に、力強い投手陣が印象的です」 4球団競合の末、中日が交渉権を獲得した金丸金丸夢斗はこう言った。 兵庫出身だ...
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《巨人》先発の金丸夢斗を外して「1~3位に内野手指名」はFA&外国人の大型補強の前兆か
4球団が1位で競合した関大・金丸夢斗の抽選を外した巨人は、高校通算26本塁打の石塚を西武とのクジ引きの末、外れ1位で引き当てた。 2位は福岡六大学野球で2季連続MVPの俊足で二遊間を守る九産大・浦田俊輔内野手、3位は184セ...
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《阪神》ドラ1指名で“高校生回避”のウラに背に腹は代えられぬ藤川監督の強いこだわり
藤川球児新監督(44)を迎えた阪神は、1巡目で金丸を競合の末に外し、外れ1位で伊原を指名した。 最速149キロの直球、スライダー、フォークが武器の即戦力左腕。藤川監督は「即戦力としてどうしても欲しい選手だった」と話したが、今...
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《日本ハム》外れドラ1で福岡の二刀流指名は既定路線、新庄監督「続投」のお礼にあらず
いやはや、しゃべること、しゃべること。 外れ1位でソフトバンクと競合した投打の二刀流選手・柴田の当たりクジを引いた直後の新庄剛志監督(52)。立て板に水でこう言った。 「僕の母校の西日本短大付属高校が(夏の福岡大会)決...
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《西武》1位で怒涛の遊撃手「指名三連発」は“ポスト源田”の枯渇招いた投手重視ドラフトのツケの証し
ある意味、一貫性はあった。 1位で怒涛の遊撃手3連発となったのが今季最下位の西武だ。 5球団が競合した宗山をクジで外すと、外れ1位で指名した石塚も巨人に持っていかれ、外れの外れで斎藤を指名した。 西武の遊撃に...
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清原ジュニア失意のドラフト指名漏れで描く「米独立リーグ→プロ野球」の青写真
結局、その名がドラフト会場にコールされることはなかった。 育成でもOKと言われたにもかかわらず、慶大の4番・清原正吾は指名漏れ。西武、巨人などで歴代5位の525本塁打を放った清原和博氏の長男のプロ入りは、当初から「育成での指...
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富士大・佐藤柳之介 投球フォームと球道の高い再現性、ミット位置に決まる「コントロール率」の精緻
去年の春ごろまでは、投げてみないとわからない投手だった。 左腕にしか投げられないホームベース上を斜めに切れ込んでくる速球の軌道は鋭かったし、タテの落差も帯びたスライダーに、チェンジアップ、フォーク……持ち球の威力は全国レベル...
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日本ハム新庄監督はドラフト戦略に口出しするの?去就いまだ不透明も前日の最終会議に出席
続投か退任か──。 ドラフト後に答えを出すと公言した日本ハムの新庄剛志監督(52)。 そもそもドラフト会議は来季以降の戦力を補強する場なのだから、出席する以上、「続投」で腹は決まっているのかと思ったら、いまだフロント...
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愛知工業大・中村優斗 スピード感十分の体重移動、左足で地面をドーン!と叩く強大エネルギー
昨年12月の初め、「侍ジャパン学生候補合宿」の松山・坊っちゃんスタジアム。 紅白戦の3番手に、この投手がマウンドに上がり、打者に投げ始めて、ネット裏がどよめいた。 【写真】この記事の関連写真を見る(19枚) 初...
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東海大相模・藤田琉生 打者をヘッドアップさせるリリースポイントの「あり得ない高さ」
身長2メートル近い「超」の付く大型左腕が東海大相模に進んだことは、入学時から「業界」では結構知られていた。湘南クラブという名門中学軟式チームの頃から、大器と評判だった。 【写真】この記事の関連写真を見る(06枚) 大型...
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巨人がドラフト外れ1位の“隠し玉”に…「九州の大谷二世」の評判と実力
ナンバーワン左腕が外れたら、投打の二刀流──。 巨人が24日に迫ったドラフト会議の外れ1位候補に、福岡大大濠の柴田獅子(18)をリストアップしていることが、20日までに分かった。 187センチ、87キロ。「目標」と言...
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関大・金丸夢斗は間違いなく何年に1人の左腕…クロスファイアはスライダー回転を帯びて厳しく食い込む
「今永昇太(カブス)、菊池雄星(アストロズ)……間違いなくそれぐらいのピッチャーになれるヤツですよ、ただし……」 あるスカウトと、そのあとの部分で意見が一致した。 【写真】この記事の関連写真を見る(19枚) 最...
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“クジ引き解禁”藤川阪神vs旧エース流出濃厚の阿部巨人…今秋ドラ1No.1左腕めぐりガチンコ勝負
24日に行われるドラフト会議で、巨人が最速154キロ左腕の関大・金丸夢斗(4年=神港橘)を1位指名する方針を固めたことが分かった。 高校時代に甲子園出場はないが、関大進学後に才能が開花。最速154キロの直球にスライダー、カー...
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《高校生ドラフト候補のココがすごい!》私のイチオシは「九州の二刀流」と「坂本勇人2世」
24日のドラフト会議を前に、高校生の注目選手を挙げてみる。 投手ではまず報徳学園の今朝丸裕喜だ。昨年より腕の振りが力強くなり、常時140キロ台後半をマークするまでに成長。188センチの長身で角度がある。プロでは3年で一軍に出...
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藤川阪神のドラ1指名は高卒投手か…最速150キロ超で《潜在能力の高さは世代ピカイチ》
阪神は岡田彰布監督(66)が今季限りで退任。藤川球児新監督(44)の就任が決定的となっている。 新人監督として最初の大仕事になりそうなのが、今月24日のドラフト会議だ。今秋は、投手では金丸夢斗(関大)、野手では宗山塁(明大)...
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清原ジュニアを指名する球団は?スカウトからは《育成なら…》という声も
“番長”の息子が、悩んだ末に決断した。 12日、慶大の清原正吾(4年)がプロ志望届を提出したことを、自身の口から明かした。 父親は西武や巨人で活躍した清原和博氏(57)。その血がなせるわざか、8月末に六大学選抜選手と...
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巨人vs阪神で場外戦勃発!ドラ1候補「右の大砲」大商大・渡部の視察に両軍スカウト大量派遣
今秋のドラ1候補が開幕戦で一発を放った。 関西六大学の開幕戦で、初回に左中間へ先制2ランを放った大商大の渡部聖弥(4年=広陵)だ。八回には左前打を放ち、リーグ通算100安打をマーク。この日は地元の阪神が4人、巨人も水野スカウ...