エ軍大谷が2度目の週間MVP 今季「3割30本」の可能性と条件
エンゼルス・大谷翔平(24)が10日(日本時間11日)、ア・リーグの週間MVP(3~9日)に選ばれた。4月に続いて2度目の受賞である。
その大谷に関して過去2度のMVPを獲得している主砲トラウトがこう言っている。
「二刀流選手は片方が故障しても、他のことができる。彼がやっていることは信じられないよ」
5日(同6日)に右肘靱帯に新たな損傷が見つかったものの、それ以降の4試合で15打数8安打(.533)、3本塁打。故障を抱えながら打ちまくっているルーキーを見て「本当に格好いい」と舌を巻いているのだが、「大谷にとって、新たな故障はハンディどころかむしろ逆。投げられないことがハッキリしただけに、これまで以上に打ちまくるしかないというモチベーションになっています」と、現地特派員のひとりがこう続ける。
「オフに手術をすれば来季は打者一本、手術を回避しても靱帯が2カ所損傷している以上、当面は打者としてプレーする確率が高い。守備に就かないDHに専念するのはほぼ確実なだけに、打者として求められるハードルはこれまで以上に高くなります。いまのうちに打者としてこれだけやれるというところを見せておく必要があるのですよ」