エ軍大谷が2度目の週間MVP 今季「3割30本」の可能性と条件
つまり最近のバカ当たりは、投げることができなくなった本人の危機感の表れというのだ。
■相性のよいレンジャース戦が5試合も
10日(同11日)現在、打率.294、19本塁打、54打点。しかし、打ちまくるしかないという本人の強い意志が後押しすれば、3割30本塁打も可能ではないか。
「3割はもちろん、30本の可能性も1、2割はあると思います」とはスポーツライターの友成那智氏だ。
「残り18試合中、相性のよいレンジャーズ戦が5試合残っているのは大きい。予想される相手先発にガヤルド(レンジャーズ)、ファイアーズ(アスレチックス)といったフライボールピッチャーが多いのもプラス材料です。加えてア・リーグは地区優勝はもちろん、ワイルドカードの2チームもヤンキースとアスレチックスで決まりそうなことも追い風になります。プレーオフの可能性がなくなったチームはローテーションの谷間にマイナーから上げた若手を起用するでしょうし、アストロズやアスレチックスにしてもプレーオフに備えて無理な投手起用はしてこないはずですから。大谷が今後、本塁打を量産する条件はそろっています」
日本人メジャーリーガーの1年目の本塁打記録を塗り替えた大谷が、さらに本塁打を量産する可能性は高い。