新たに靱帯損傷の大谷に肘の権威断言「手術焦る必要ない」
投げられない鬱憤を晴らすかのようにバットを炸裂させた。
右肘靱帯に新たな損傷が見つかったエンゼルス・大谷翔平(24)が5日(日本時間6日)のレンジャーズ戦に「3番・DH」で出場。2本塁打を含む4打数4安打3打点と大当たりを見せた。五回の第3打席で2試合連続となる17号ソロを放ち、メジャー1年目の松井秀喜の16本越えを果たすと、八回には18号2ラン。城島健司(マリナーズ)の日本人ルーキーの最多本塁打記録に並んだ。
試合前に電話会見に応じたエプラーGMは大谷が遠征先のアーリントンでMRI検査を受けた結果、右肘靱帯に新たな損傷が判明し、医師から靱帯を再建するトミー・ジョン(TJ)手術が必要と診断されたと発表。今季は登板せず、打者としての出場は可能なため、当面はDHとして起用される見込み。同GMは「本人の意思を尊重したい」とし、手術を受けるかどうかも含めて、今後の対応は遠征先から本拠地アナハイムに戻る10日(同11日)にも話し合うという。
■「痛み抱えながら本塁打は信じがたい」