金谷拓実がアマ4人目ツアーV 先輩松山超えに足りないもの

公開日: 更新日:

 金谷も昨年のAPACで日本勢2人目の優勝を成し遂げ、今年のマスターズに出場。予選を通過(58位)した。

■慌てず技を磨き体をつくること

 金谷もいずれはプロ転向し、米ツアーを目指すことになるはずだ。松山のような選手になれるのか。並木俊明プロが言う。

「松山は米ツアーに参戦してからトレーニングを重ね、体が大きくなった。今は身長181センチ、体重90キロ以上。欧米選手にも負けない体格で飛距離も出る。金谷は身長が172センチしかなく、体重も72キロ。かなり細く見える。ドライバーを強振すると体もシャフトも暴れることがある。今の体では国内で戦うにしても故障が怖い。体を壊すと気力が失せます。信頼できるトレーナーの指導で筋力をつけたい。体が大きくなり、パワーがつけばヘッドスピードが上がり飛距離も伸びます。パッティングはかなり高いレベルにある。ロングパットでも、最後まできれいに順回転で転がるのはプロでも珍しい。“ガラスのグリーン”と呼ばれるオーガスタでいきなり予選を通過したのも納得です」

 プロ転向について聞かれた金谷は「まだ学生生活も1年ある。いろんな人と相談して、自分で決めたい」と言った。慌てず技を磨き、体をつくればいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…