初出場アマ金谷拓実 1オーバー44位タイで日本勢トップ発進
【マスターズ】初日
初出場にしては上出来だろう。
昨年の「アジア・パシフィックアマチュア選手権」優勝で切符を得た金谷拓実(20=東北福祉大3年)が、通算1オーバーの44位タイで1日目を終えた。
1、2番でバーディーを奪い幸先がいいスタートを切る。9番は2打目が左ガードバンカーにつかまるもグリーンの傾斜を利用してピン上10メートルからカップ50センチに寄せる“技あり”のパーセーブ。1アンダーで後半へ。バック9は10、11番で連続ボギー。13、15番で取り返したが、17番は第2打をグリーン奥にこぼし、アプローチもミス。このホールのダブルボギーは痛かった。
「1番のティーショットは緊張して左に曲げてしまった。ティーショットはほとんどフェアウエーにいった。ダブルボギーの17番は2打目の風の計算を間違えてしまった。明日はしっかり修正したい」(金谷)
練習ラウンドでは東北福祉大の先輩・松山からコースの攻め方を教えてもらい、4ホールのパー5で3バーディーを奪った。今大会は2011年に松山が手にしたローアマのタイトルを狙うが、「全米アマ(優勝と2位)」「全米ミッドアマ」「全英アマ」「南米アマ」覇者の5人のライバルは強敵。アマのトップはイーブンパー・29位タイ、全米アマ優勝のビクトル・ホブラン(21=ノルウェー)だ。