大谷“サイン盗み”疑心暗鬼は今季も アストロズは主力健在
エンゼルス・大谷翔平(25)は今季、疑心暗鬼のマウンドを強いられそうだ。
サイン盗みをしていたアストロズの監督、GMはその責任を問われて解任されたが、肝心の選手は残っているからだ。全米の批判を浴びたアストロズは、開幕後も疑惑の目を向けられるだろうし、それでものぞきをやるとは考えにくい。
しかし、対戦相手が不信感を抱くのは当然。大谷はアストロズ戦に登板する際には、相手ベンチや外野スタンドにまで気を配るに違いない。同地区のライバルとの対戦では余計な神経を使うのは必至だが、それも今季限りの辛抱だ。
■今オフ主力がFA
今季終了後、アストロズの主力打者はFAになる。リードオフマンで、昨季39本塁打のスプリンガー、出塁率が高く(昨季・383)、守備シフトの逆を突く打撃に定評のあるブラントリーに加え、昨季104打点のグリエル、同14本塁打のレディックのレギュラー4人がチームを離れるとみられる。中でもスプリンガー、グリエルの2人はサイン盗みの恩恵を受けていたといわれるだけに、昨季まで痛い目に遭わされてきた同地区のライバル球団にとっては朗報である。