JGTO初代会長の公約「世界に通用する舞台の選定」はいったいどうなった?
今年の男子メジャー「全米プロ」や「全米オープン」の結果を見れば一目瞭然である。
全米プロが行われたサウスカロライナ州のキアワアイランドリゾートは大西洋の海岸沿いに造られ、8000ヤード近い距離に砂地で覆われた荒地が広がり、深いブッシュ、ホールをセパレートする樹林、小さめでうねりのある砲台型グリーンや、大西洋から吹く強い海風が選手を苦しめた。正確なティーショットやアイアンショットに加え、狙いどころにボールを止める技術が要求されることから「モンスターコース」と選手に恐れられた。
その会場に日本ツアーから賞金ランク上位の2人が出場したが、星野陸也は通算15オーバー138位、金谷拓実は同17オーバー142位で2人とも予選落ち。
また、全米オープン(カリフォルニア州トーリーパインズGC)では、米国予選を突破した星野は決勝ラウンドに進出して通算3オーバー26位と結果を残したが、国内予選から出場の石川遼は同11オーバー134位、浅地洋佑は同9オーバー116位の予選落ちと、いずれもメジャーの舞台ではまるきり歯が立たなかった。