著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

渋野日向子は今のスイングでは今後も米ツアーでは戦えない

公開日: 更新日:

 笹生優花が、大会最年少記録を更新して勝った今年の「全米女子オープン」。会場はサンフランシスコ郊外のオリンピッククラブ・レイクコースだ。1987年に現地に赴き、「全米オープン」を取材して、試合翌日にプレーした。太平洋に向かって傾斜しているコースでサイプレス(イトスギ)や松の枝葉がフェアウエーに張り出し、ハザードの役割を果たしている。

■右、左へと打ち分けが不可能

 日本の丘陵コースはグリーン方向に上ったり下ったりするのが普通であるが、オリンピッククラブのフェアウエーは右左にも傾斜しているホールが多い。だからストレートなホールでも、地形に応じて右、左と打ち分けなければならない。芝が短く刈り込まれたフェアウエーは非常に硬いのでシャフトを立てて、鋭角にヘッドを入れてダウンブローにボールをとらえないと球が上がらず、グリーンに止まらない。

 今年の初め、渋野日向子がスイングを改造したと聞いたときは、米ツアーへ本格参戦するためにアップライトなスイングプレーンに変えたのだと思った。ところが、逆にとんでもないフラットなバックスイングに変わっていた。そのことについて、「今までのバックスイングではクラブが外から下りてきて左に引っかかることがある」(渋野)と答えた記事を読んだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇