大谷翔平「サイ・ヤング賞」獲得の“ガチ”ライバルは…単独首位コールより奪三振左腕のレイ
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間2日のヤンキース戦に「2番・DH」で出場。ア・リーグトップの13勝(6敗)をマークしている相手の先発右腕コールに対し、手も足も出なかった。一回の第1打席で157キロの速球に空振り三振。その後も160キロ前後の直球に押され、九回は170キロ守護神チャップマンの前に二飛に倒れた。4打数無安打で見せ場なく、チーム自体も1-4で完敗に終わった。
大谷は本塁打(42)、打点(90)の打撃2冠以外にも、投手では8勝1敗、防御率3.00と安定しており、サイ・ヤング賞候補のひとりでもある。
ここに来て、アスレチックス・バシット(12勝4敗)、防御率トップ(2.59)のホワイトソックス・リンとサイ・ヤング賞の有力候補2人が相次いで離脱した。ハーラー単独トップのコールは今季途中から禁止された粘着物質の使用が噂されており、サイ・ヤング賞投票でマイナス材料になるとみられている。
現時点で、サイ・ヤング賞レースをリードするのはブルージェイズの左腕レイ(29)。1日現在、26試合計159回3分の1を投げ、10勝5敗、防御率2.71。サイ・ヤング賞のひとつの指標である奪三振数は202個でリーグトップだ。7回2失点、10奪三振で10勝目を挙げた8月31日のオリオールズ戦では通算1000投球回に到達。通算奪三振数1241個とし、パドレス・ダルビッシュ有が持っていた1222個を抜いて1000イニングでの歴代最多奪三振記録を更新した。