大谷翔平2ケタ勝利のカギ握るのは「打者・大谷」 主力2人が離脱中、味方打線援護も望み薄
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間25日、敵地ボルティモアでのオリオールズ戦に「1番・DH」で出場。何かと比較されることが多いベーブ・ルース生誕の地で、相手の先発右腕ワトキンスに対し、第1打席はカウント2―2から変化球にタイミングが合わず空振り三振。二回の第2打席は外角の直球を捉えたが左飛に倒れ、最終的に4打数1安打2四球。ルース生誕地での初本塁打は持ち越しとなり、試合はエンゼルスが14-8で大勝した。
■26日のオリオールズ戦に登板
大谷は26日には9勝目(1敗)をかけて今季19試合目のマウンドに上がる。オ軍は投打とも振るわず25日現在、19連敗中。低迷する相手に結果を残して元祖二刀流ルースが1918年にマークした「2ケタ勝利、2ケタ本塁打」の偉業に王手をかけたいところだが、不安材料もある。
味方打線の援護が期待しづらいからだ。今季、大谷の1試合当たりの援護点は4.44。エ軍のローテーション投手では右腕バンディの3.89に次いで少ない。ここまで大谷は6試合連続クオリティースタート(QS=6回以上を自責点3以内)と安定した投球が続いている。QSを続ければ勝ち星の権利を得られる計算だが、打線の援護を得られるに越したことはない。