大谷翔平がルース生誕の地で偉業王手の可能性 3連戦オリオールズは投打とも“格好のカモ”
大谷翔平(27)のエンゼルスは25日(日本時間)から敵地メリーランド州ボルティモアでオリオールズとの3連戦。
ボルティモアは二刀流の元祖で球聖の異名を持つべーブ・ルースの生誕の地だ。ここまでリーグトップの40本塁打、同4位の88打点をマークしている大谷にとって、ルースゆかりの地で成績を伸ばす絶好の機会となる。
今季のオリオールズは開幕から低迷し、38勝85敗の勝率.309で首位レイズと38.0ゲーム差のア・リーグ東地区最下位。5月から6月にかけて敵地で20連敗するなど負けが込み、現在18連敗中。1988年に喫した21連敗の球団ワースト記録を更新しかねないほどの低迷ぶりだ。ナ・リーグ西地区最下位のダイヤモンドバックス(勝率.336)とともにメジャー最弱を競っている。
若手主体のチーム編成で投手陣は先発、リリーフとも崩壊状態。チーム防御率5.79、被本塁打189、失点719はいずれもリーグワーストだ。ローテ通りならエ軍3連戦ではワトキンス(2勝5敗、防御率5.63、5被本塁打)、ロペス(3勝14敗、同6.30、19被本塁打)の両右腕に、新人左腕エイキン(0勝8敗、同7.92、12被本塁打)と、いずれもメジャーで実績のない投手が続く。