大谷の42本塁打に4本差で追撃 49年ぶり「捕手2冠」射程圏ペレスはMVPのライバルか?
打撃2冠を狙うエンゼルス・大谷翔平(27)に伏兵が現れた。
ロイヤルズのサルバドール・ぺレス捕手(31)が猛追し始めたのだ。日本時間30日のマリナーズ戦で球団タイ記録の5戦連続弾となる38号ソロを放って、同31日のヤンキース戦で42号を放ったア・リーグトップの大谷に4本差に迫っている。
ゴールドグラブ賞常連のベネズエラ人捕手は27、28日のマリナーズ戦で球団史上初の2試合連続満塁弾を放ち、打点も荒稼ぎ。30日現在、リーグ3位の94打点で大谷同様、2冠を狙える位置につけている。ぺレスが本塁打、打点のタイトルを獲得すれば、捕手としてジョニー・ベンチ(レッズ)が2度目の2冠を達成し、MVPにも選ばれた1972年以来49年ぶり。メジャー史上2人目の快挙となる。
守備やリードの負担が大きい捕手が49年ぶりの偉業を成し遂げれば、ア・リーグのMVP候補に浮上するのは必至だ。一方の大谷は1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりの「2ケタ勝利、2ケタ本塁打」が目前に迫る。米メディアの間では投打の二刀流をこなす大谷をMVPの有力候補に挙げているが、ペレスは強力なライバルとなるのか。