根尾の育成めぐり中日いまだ迷走中…初安打翌日に登録抹消、遊撃再コンバートで二軍戦に
「中日が根尾をどう育てたいのか、ちょっとわかりかねますね」
こう話すのは評論家の山崎裕之氏だ。
大阪桐蔭から2018年ドラフト1位で入団した根尾昂(22)。しかし、本職の遊撃には京田という不動のレギュラーがいたため、入団後は外野での出場が中心。今季は正式に外野手登録となり、キャンプ後は立浪監督から「外野一本でいく」と通達された。
20日には一軍のヤクルト戦で今季初安打をマーク。もっか打率.143だが、「さあこれから」という昨21日、まさかの登録抹消である。その上、立浪監督に「遊撃への再コンバート」を命じられ、「1番・遊撃」で二軍戦に出場した。
高校時代に投手を兼ねていたこともあり、延長戦に突入した去る2日の広島戦では緊急登板に備えてブルペンでの投球練習を命じられた。首脳陣の朝令暮改にアタマがパンクするのではないか。
「今の時代は複数のポジションを守れるのは当たり前。それ自体はいいのだが、それにしても……」とは冒頭の山崎氏だ。