「火の玉ストレート」連発! 日本ハム吉田輝星の進化に「でんでん太鼓」投法
日本ハムの新庄監督(50)は先日、「先発は中4ローテでいく」と公言した。
先発の登板間隔が短くなれば、球数やイニング数は減る。中継ぎの役割が重要になってくるわけだが、リリーフとして輝きを取り戻しつつあるのがプロ4年目の吉田輝星(21)だ。
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ソフトバンクとの開幕3戦目で先発したが、以降は中継ぎとして登板。4試合計6回を無失点に抑え、被安打はたったの1本。150キロ近い速球で空振りを取る場面も増え、4三振を奪っている。昨季までの3年間で通算1勝止まりだったかつての甲子園のスターが本格化の兆しを見せている。
「昨季まではオドオドした様子でマウンドに立っていましたが、今季は思い切りよく腕を振れている」とは、球団OB。
「キャンプで吉田は体が開かないように『でんでん太鼓』をイメージした投球フォームを模索していた。でんでん太鼓は、中心にある太鼓を回すとひもが振られる。体の軸をぶらさず、下半身主導で投げる。体の回転を生かし、リリースの瞬間に力を集中させる。そうすることで、『見た目より速い球を投げられるし、キレも出る。思ったよりも疲れないから長いイニングも投げられると思う』と言うのです」