Rソックスが2021年の打点王デュバルと合意 メジャー1年目の吉田正尚には追い風に
レッドソックスに入団した吉田正尚(29)が今季、実績のあるベテラン外野手と左中間を守ることになりそうだ。
米大リーグ公式サイトは日本時間19日、ブレーブスからFAになっていた通算163本塁打のアダム・デュバル(34=右投げ右打ち)と1年約9億円で合意したと伝えた。
今季メジャー10年目を迎えるデュバルはマーリンズとブレーブスでプレーした2021年、打点王(113)とゴールドグラブ賞を受賞。同年のワールドシリーズでは2本塁打、6打点でブ軍の26年ぶり4度目の世界一に貢献した。昨季、左手首の故障に悩まされ、打率.213、12本塁打、36打点と振るわなかったが、今季は完全復活が見込まれる。
このベテラン外野手の加入は日本人ルーキーに追い風となる。外野の3ポジションをこなし、守備範囲の広さと強肩に定評があるからだ。
吉田は広角に打ち分ける打撃と出塁率の高さを評価されリードオフマンとして期待されるものの、左翼守備には不安がある。本拠地フェンウェイパークは左中間が116メートルと狭く「グリーンモンスター」と呼ばれる左翼フェンスは11.3メートルと高い。