絶対王者・大阪桐蔭の泣き所…春季大会決勝で金光大阪に惜敗、府大会56連勝でストップ
絶対王者が負けた。
今春センバツ4強の大阪桐蔭が、昨18日に行われた春季大阪大会決勝で金光大阪に1-2で敗れ、府内での連勝が56でストップした。
先発した背番号10の平嶋桂知(2年)が初回2死満塁から適時二塁打を浴びて2点を先制されると、打線は9安打を放ちながら、六回に小川大地(3年)の二塁打での1点のみ。金光大阪の最速138キロ左腕、キャリー・パトリック・波也斗(3年)に完投を許した。
大阪桐蔭が府大会で敗れるのは20年夏の準決勝・履正社戦以来。大阪大会8季連続優勝はならなかった。今大会はエースで主将の前田悠伍(3年)は調整のため、ベンチ入りしていない。視察を続けるプロ球団のスカウトがこう言った。
「春の大会ということで前田抜きで戦っている。夏に向けた試運転の意味合いが強いにせよ、近大付との準決勝も3-1。昨秋のチーム打率.337でセンバツに臨みながら、3-1や1-0といったロースコアの試合が続いたでしょう。投手陣が鉄壁な一方、打線に例年のような破壊力がない。なにせ昨春のセンバツは、大会通算11本塁打で大会史上最多記録を更新した強力打線で優勝していますから」